2021年に入り、世界各国でワクチンの普及が進んでいますが、

日本でも今月17日より先行して医療従事者への新型コロナウイルスのワクチン接種が開始されました。

今後のスケジュールとして4月12日から限定的に高齢者への接種を開始し、

4月末には各自治体で本格接種を開始するとの政府発表もありました。

 

コロナウイルスによって大打撃を受けた観光業界ですが、

このワクチン接種によって観光需要を取り戻すことができるのでしょうか?

 

世界に先駆けてワクチン接種が開始されたイギリスでは、

ワクチン接種により安全に旅行ができるのではという期待から、

中高年層による夏の旅行予約が殺到しているという報道がありました。

 

日本国内でも様々な調査会社が行なった、

「コロナ収束後にやりたいこと」に対するアンケートでは、

国内旅行が1位となっており、ワクチン接種によって感染が落ち着くと、

コロナ禍によって抑圧された旅行熱が爆発することが期待されます

 

一方で海外旅行については、まだ入国規制や隔離措置を行う国も多く、

航空業界とIATAによるとワクチンが世界的に普及し効果が出るのは、

まだ少し先になるとの見解です。

 

とはいえ、各国の往来を再開するために、

ウイルス検査やワクチン接種を済ませた人に接種を証明する、

トラベルパスを発行し隔離を免除するなど、

旅行者の負担を減らし需要回復に対する取り組みを3月から実施するとの事。

 

昨年は先行きが全く見えない状況でしたが、

ワクチンの効果がいかほどか分かりませんが、

安心して旅行に出かけられるようになる事を期待せずにはいられません。