正社員・契約社員・派遣社員の違いが、いまいちよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここではこの違いをご紹介したいと思います。
ポイントとしては3つあります。
・就業期間
・給与面
・仕事内容
就業期間について
【正社員の場合】
正社員は期間に制限がなく基本的には定年まで雇用されるいわゆる終身雇用の働き方です。しかし昨今では今までは安泰だと思っていた大手企業が続々と45歳以上の早期退職者を募るなど、終身雇用が崩壊しつつあります。
【契約社員の場合】
契約社員は就業先の会社と一定の期間の雇用契約を交わして就業する働き方です。期間は様々で2ヵ月程度の短期から1年ごとの長期契約まであります。
【派遣社員の場合】
派遣社員は派遣会社と雇用契約を交わし、派遣先の企業で一定期間就業する働き方です。
3ヵ月契約が多く、3ヵ月間だけの短期就業や、契約を何度も更新して最大3年まで就業できる長期派遣就業という働き方もあります。(無期雇用派遣など一部例外を除きます)
今では同じ派遣先で3年継続したり、3年に満たない時点であった場合でも、派遣先の企業から直接雇用の推薦があり、契約社員や正社員に切り替わることも多くあります。
給与面について
【正社員の場合】
基本的には月収制の所が多く中には年俸制という会社も有ります。又月収の中に一定の残業代が含まれることもあります。賞与に関しては業績にもよりますが夏・冬と年に2回支給されるのが一般的です。
【契約社員の場合】
月収制・時給制と様々です。賞与については、正社員と同様の場合もありますが、寸志や賞与無という所も多いようです。
【派遣社員の場合】
ほとんどが時給制です。今の所賞与が出ない所がほとんどですが、2020年4月の派遣法改正により、賞与が支給されることが決定いたしました。又残業代については8時間勤務を超えると通常時給の1.25倍の時給として支払われます。
仕事内容について
【正社員の場合】
基本的には会社から与えられた仕事・ポジションにつきます。担当替えや転勤などがある場合も有ります。
【契約社員に場合】
正社員同様会社から与えられた仕事・ポジションにつきます。担当替えはあることもありますが、転勤はほとんどのところがありません。
【派遣社員に場合】
仕事内容を選んで業務につきます。仕事内容は就業前に決まっているので、担当替えや転勤などはありません。
派遣社員として働くメリットは?
今までご紹介してきましたが、派遣社員ではたらく一番のメリットは自分の好きな仕事を選ぶことが出来るということだと思います。希望の仕事内容・勤務地・時間・曜日などを自分で選ぶことが出来ます。女性は特にライフイベントによって働ける条件が変わります。それぞれの時期に自分に合った仕事につけるというのは最大のメリットですよね。又、来年4月からは派遣社員で働いても賞与と、更には退職金も支給されます。今までデメリットに感じていたこの2つが解消されるため今後は派遣社員としての働き方が注目されるかもしれませんね。