今日ご紹介させていただくのは神戸市東灘区御影にある『弓弦羽神社』です。

今から1100年以上前、西暦849年に社殿を造営し遷座した由緒ある神社です。

熊野三山に祀られる神、伊弉冉尊(那智大社)・事解之男命(本宮大社)・速玉之男命(速玉大社)を祀り、「根本熊野三所大神」と総称され、日本神話に登場する伝説上のカラス八咫烏(やたがらす)をシンボルとしています。

場所は神戸の閑静な住宅街の中にあり、地元の方は元より遠方から参拝に来られる方も多く広く親しまれています。

まず神社の鳥居を抜けて参道を歩いていくと右手に手水舎があり、そのすぐ隣には犬用の水呑場が設けられています。
最近では犬の散歩禁止の場所も多く見受けられますが、こういった気遣いはとても嬉しいですね。

そのまま、まっすぐ歩くと本殿が鎮座しています。

本殿の左側へ進むと御影石で出来たサッカーボールが設置されていました。
調べてみると日本サッカー協会も同じ八咫烏をシンボルとしていること、また日本初のサッカーチームが近隣の御影師範学校で編成されたという地縁から置かれているそうです。
神戸を本拠地とする女子サッカークラブのINAC神戸レオネッサがシーズンインの前に必勝祈願をこちらの神社で行われることでも知られているそうです。

スポーツで言うと、フィギュアスケート選手の羽生結弦さんのファンの皆さんの聖地にもなっています。
羽生結弦さんが、ファンの方からのお守りで、ご自身と名前の似た神社の存在を知って2011年7月に参拝したことでも有名になりました。
来年は冬季オリンピックが予定されているので、その時期には又こちらの神社が賑わうかもしれませんね。

弓弦羽神社のある御影は美味しいパン屋さんやケーキ屋さんも多いことで有名な場所です。
是非ご興味のある方は立ち寄ってみてくださいね♪